顎関節症治療

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歯でこんなお悩み
ありませんか?

  • 顎を動かすと不快感を感じる
  • 口を大きく開けるのが困難
  • 口を開閉する際に音がする
  • 口を開けようとすると痛みを感じる

顎関節症とは?

顎関節症とは?

顎関節症(TMJ症候群)とは、顎の関節や周囲の組織に問題がある状態を指す総合的な用語です。顎関節症は、顎の動きや咬む機能に関連するさまざまな症状や問題を引き起こすことがあります。症状には、顎の運動時の痛みや不快感、口を開けるのが困難、顎の関節の音、顎の痛みなどが含まれます。顎関節症の原因は多岐にわたり、歯の噛み合わせの不均衡、顎関節の損傷、ストレス、筋肉の過緊張などが関与することがあります。適切な診断と治療を受けることで、顎関節症の症状を緩和することができます。

口を開こうとすると顎関節(耳の穴の前にあります)や顎を動かす筋肉が痛む、あるいは十分には大きく口を開けられない。または口の開け閉めで顎関節に音がする。という症状がでます。

引用元:日本歯科医師会 顎関節症 – 歯とお口のことなら何でもわかる テーマパーク8020

当院の
顎関節症の治療方法

当院の顎関節治療は、しっかりとした診査・診断に基づき

を行います。

リハビリについて

顎関節症のリハビリについては以下の治療を行います。

口の開閉運動の改善

口の開閉運動の改善

口を大きく開ける動作や閉じる動作の柔軟性と範囲を向上させるための特定の運動やストレッチを行います。

咬合の調整

咬合の調整

上下の歯の噛み合わせのバランスを改善するために、歯の調整や装置の使用が行われることがあります。

姿勢の改善とストレス管理

姿勢の改善とストレス管理

適切な姿勢や噛み合わせの習慣を獲得し、ストレスや不必要な緊張を軽減するための指導やアドバイスが行われます。

スプリント(マウスピース)
療法について

スプリント療法画像01

スプリント療法は、顎関節症の治療方法の一つです。この治療では、特別に設計されたマウスピース(スプリント)を使用します。スプリントは患者の口腔内に合わせて作成され、個別のフィット感と機能性が確保されます。

スプリント療法の主な目的は、顎関節症の症状や問題の改善です。具体的には、痛みや不快感の軽減、顎関節の安定化、咬合の調整などを促進します。

スプリント療法画像02

スプリントは咬合の調整に役立ちます。不適切な咬合が顎関節症の原因となっている場合、スプリントは正しい咬合を促し、顎関節の負担を軽減します。

また、スプリントは顎周囲の筋肉の緊張を緩和する効果もあります。筋肉の緊張が痛みや不快感の原因となっている場合、スプリントの装着により筋肉のリラクゼーションを促し、症状の軽減に役立ちます。

原因除去療法について

顎関節症の原因除去療法は、顎関節症の症状の原因となる要素を取り除くための治療方法です。この治療は、患者の個別の状態や症状に基づいて適用されます。以下に、顎関節症の原因除去療法の一般的な方法を説明します。

顎関節症の原因除去療法には、以下のようなアプローチがあります

咬合の調整

咬合の調整

咬合(かみあわせ)の異常が顎関節症の原因となっている場合、歯の形状や位置を調整することで咬合のバランスを整えます。

口腔環境の改善

口腔環境の改善

顎関節症を引き起こす口腔内の問題や異常を改善します。歯周病や虫歯の治療、噛みしめや歯ぎしりによる負荷の軽減などが含まれます。

筋肉の緊張緩和

筋肉の緊張緩和

顎関節症の症状は、顎周囲の筋肉の異常な緊張によって引き起こされることがあります。リラクゼーション法や筋肉のトレーニング、物理療法(温熱療法や電気刺激療法など)を使用して筋肉の緊張を緩和します。

生活習慣の改善

生活習慣の改善

ストレスや不良な姿勢、無意識の噛みしめ、噛爆(かみばく)など、生活習慣が顎関節症の原因となっている場合、これらの要素を改善します。

カウンセリングとストレス管理

カウンセリングとストレス管理

心理的な要因が顎関節症に関与している場合、心理的なアプローチやカウンセリングを通じてストレスの管理や心の安定を促し、症状の改善に寄与します。

原因除去療法は、患者の個別の状態と症状に基づいてカスタマイズされるため、
医師による評価と適切な治療計画が重要です。

当院の
顎関節症治療の特徴

無痛治療、痛みの少ない治療を行っております。歯の組織を少しでも多く残せるように治療を行い、
患者さまの歯を長持ちさせたいという思いで治療にあたっております。

わかりやすい説明を行います

わかりやすい説明を行います

まずは、顎関節の痛みが速く収まるよう処置をします。
その後、顎の状態を詳しく検査し、患者様に応じた選択肢をご説明します。

歯科用CTの使用

歯科用CTの使用

立体的に顎関節の状態を把握することができる歯科用のCTを導入しました。従来のレントゲンでは一方向からの平面画像しか得られませんでしたが、CTは3次元、つまり全方向からの立体画像を提供します。これにより、従来のレントゲンでは見えなかった顎関節の詳細な部分を容易に確認できるようになりました。顎関節だけでなく、周囲の骨の形状や状態も全方向から立体的に観察できるため、より正確かつ安全な顎関節治療が可能となりました。

当院の歯科用CTを見る

顎関節症治療の流れ

お口の検査

お口の検査

検査器具やレントゲンで、あごの骨の状態を調べます。

治療計画の説明

治療計画の説明

あごの状態がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。

スプリント(マウスピース)の制作

スプリント(マウスピース)の制作

患者様が状態にあったマウスピースを作るために丁寧かつ精密に歯の型取りを行い、スプリント(マウスピース)を作製していきます。

治療・リハビリの開始

治療・リハビリの開始

マウスピースの装着、咬筋のリラクセーション法、物理療法(温熱療法や電気刺激療法など)、筋力トレーニング、ストレス管理などの治療を開始します。

はじめは月2回程度通院していただき、症状がおちつけば1~2ヶ月に1度の通院となります。

経過観察とフォロー

経過観察とフォロー

治療後は、患者の症状の改善や治療効果の評価のために経過観察と定期的なフォローアップが行われます。必要に応じて治療計画の調整や追加の治療が行われる場合もあります。

顎関節症治療の費用

初診時

2,000~3,000円(税込み)

CT撮影

3,500円(税込み)

スプリント(マウスピース)制作費用

約5,000円(税込み)

(初再診料、その他お薬代、必要な処置は別〉

顎関節治療の
よくある質問

マウスピース療法はどのように効果があるのですか?

顎の正しい位置と咬み合わせをサポートすることで、顎関節の安定化を促します。これにより、関節にかかる負担や炎症を軽減し、症状の改善が期待できます。

顎関節症の治療期間はどれくらいですか?

顎関節症の治療期間は個人によって異なります。治療期間は症状の重症度や進行具合、治療法の種類、患者の応答性などによって影響を受けます。一般的には、軽度の症状の場合、数週間から数ヶ月程度の治療期間が必要とされることがあります。重度の症状や合併症がある場合は、治療期間が長くなることがあります。

治療期間は、症状の改善や疼痛の緩和が得られるまでの時間を指す場合もあります。ただし、完全な治癒までには時間がかかる場合もありますし、一部の患者では症状の継続や再発が見られることもあります。

治療中に食事や口の動きに制限はありますか?

治療中の食事や口の動きには一部制限があります。硬い食べ物や大きく口を開ける動作の制限があります。咬合位置の確保や刺激的な飲食物の制限もあります。個々の症状や治療によって異なるため、歯科医師や専門家の指示に従うことが重要です。

保険は適用されますか?

顎関節治療の保険適用については、状況により異なります。一部の治療は保険が適用される場合もありますが、全ての治療が保険適用とは限りません。治療内容や保険制度の規定に基づいて判断されるため、具体的な治療内容や保険適用の有無については、ご相談くださいませ。

外科的な手術は必要ですか?

顎関節症の治療において、外科的な手術が必要な場合もありますが、全ての患者さんにとって必須というわけではありません。外科手術は、症状の重症度や原因によって検討されることがあります。一般的には、保存的な治療方法(例:マウスピース療法、リハビリテーション、薬物療法など)がまず試みられます。ただし、症状が重篤で機能の回復が見込めない場合や、他の治療法が効果を示さなかった場合には、外科手術が検討されることがあります。具体的な治療方法は、個々の患者の状態や診断結果に基づいて、歯科医師との相談の上で決定されます。

治療後の経過観察はどのように行われますか?

顎関節治療後の経過観察では、定期的なフォローアップが行われます。患者の症状の変化や治療効果を評価し、必要に応じて追加の検査を行います。経過観察の結果に基づいて治療計画が調整される場合があります。経過観察は患者の状態を把握し、適切な治療を行うために重要です。定期的なフォローアップと医師とのコミュニケーションを大切にしましょう。

顎関節症は再発する可能性がありますか?

はい、顎関節症は再発する可能性があります。再発のリスクは個人によって異なりますが、適切な治療を受けずに症状を無視すると再発しやすくなることがあります。また、生活習慣やストレス、噛み合わせの問題などが再発の要因となることもあります。定期的な経過観察や予防策の遵守、適切なストレス管理などが重要です。再発の兆候が現れた場合は、早めにご相談ください。

院長 飯塚 慎也
著者
院長 飯塚 慎也
所属
日本補綴歯科学会
日本顎咬合学会
日本歯科医師会
愛知県歯科医師会
名古屋市歯科医師会
床矯正研究会
P.G.I.名古屋
名古屋市立上名古屋小学校 学校歯科医
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